tener’s diary

てねーるのブログ記事です

【ディズニー映画感想企画第12弾】『シンデレラ』感想~第一期黄金期の始まり~

 ディズニー映画感想企画第12弾は『シンデレラ』の感想記事を書こうと思います。久しぶりに超メジャー級の作品ですね。結構なディズニーオタクじゃないと知らないような映画の感想記事がしばらく続いてましたが、『シンデレラ』はディズニーに興味ない人でもほとんどの人が知っているであろう超有名作品でしょう。そんな映画『シンデレラ』について語っていきたいと思います。

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【基本情報】

久しぶりの完全な長編アニメーション映画の制作

 『シンデレラ』はディズニー12作目の長編アニメーション映画として1950年に公開されました。様々な理由から経営難に陥ったディズニーが第二次世界大戦中に長編アニメーションの制作をすっかりやめてしまい、戦後になってからもしばらくの間はオムニバス形式の短編集映画ばかりを公開し続けてきたことはこれまでの記事で述べた通りです。

 そんなディズニー・スタジオも、第二次世界大戦後になるとオムニバス短編集映画を公開し続ける裏で、かつての『白雪姫』のような1つのストーリーから成る完全な長編アニメーションの制作を再開していました。その再開一発目の長編アニメーションが『シンデレラ』です。原作は有名なシャルル・ペロー氏の童話であり、プリンセスもののヨーロッパの童話をアニメ化したディズニー映画は『白雪姫』以来のことになります。*1

 『シンデレラ』制作の企画自体は第二次世界大戦終結の翌年である1946年には決まっていたそうですが、かなり久しぶりの長編アニメーション制作ということもあって完成までにはだいぶ時間がかかり、結局公開は1950年のこととなりました。この『シンデレラ』制作の合間に、時間稼ぎ的にたくさんのオムニバス形式の短編集映画が公開されたことはこれまでの記事で述べた通りです。このように『シンデレラ』制作には多くの時間がかけられましたが、それだけでなく莫大な費用もかけられました。

 当時のディズニー・スタジオが完全に衰退期に入っていて経営的に苦しかったことはこれまでの記事で述べてきた通りです。それにもかかわらず莫大な製作費をかけたのは、それだけ『シンデレラ』制作にディズニー復活のチャンスを賭けていたことの証です。実際、ウォルトは「これが成功しなかったら私たちはおしまいだ」と言っていたそうです。


久しぶりの歴史的大ヒット作品

 「これが成功しなかったら私たちはおしまいだ」とまでウォルトに言わしめた映画『シンデレラ』は、いざ公開してみるととんでもない大ヒット作品となります。どれぐらいの大ヒットかというと、当時の歴代ディズニー映画の中で最高の興行収入を叩きだしてしまったレベルでの大ヒットです。評論家からも大絶賛され、「かつてのディズニーのスタイルが戻って来た!」という評価が大勢を占めました。それまでずっと経営的に苦しい状況だったディズニーにとって、こんなにも爆発的な大ヒットを経験したのはかなり久しぶりのことです。

 長い間衰退期に入っていたディズニー・スタジオは、『シンデレラ』の爆発的な大ヒットによってかつての栄光を完全に取り戻したという訳です。この『シンデレラ』の公開以降の完全復活を遂げた時期のディズニーを俗に「第一期黄金期」と呼ぶことがあります。これ以降のディズニー・スタジオでは有名なヒット作品が立て続けに公開され、まさに「黄金期」と呼ぶにふさわしい繁栄を成し遂げたのです。

 そんなディズニー復活&第一期黄金期の開始を決定づけた作品だからなのか、『シンデレラ』は今でもディズニーの中ではかなり特別扱いされがちな印象があります。例えば、現在ディズニー映画の冒頭で必ず流れるオープニング映像ではシンデレラ城が映し出されています。このシンデレラ城は日本の東京ディズニーランドやフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムでもシンボル的な建物として聳え立っています。それだけ『シンデレラ』の存在は大きいってことなのかも知れません。

 実は『シンデレラ』公開当時ウォルト・ディズニー氏はこの作品の出来に満足していなくていまいちな出来の映画だと思っていたそうです。しかし、後に歴代のディズニーアニメの中で最も好きな作品として『シンデレラ』を選ぶぐらいにはウォルト氏もこの作品を気に入るようになりました。主人公のシンデレラの人生がまさにウォルト氏のそれと重なるからだそうです。





【個人的感想】

総論

 上で述べた通り、衰退期のディズニー復活の立役者であり、第一期黄金期の開始を決定づけ、多くの評論家から大絶賛された映画『シンデレラ』ですが、僕もまさにその通りの名作だと思いますね。文句のつけようのない傑作中の傑作です。個人的に、第一期黄金期のディズニー映画の中では一番好きな作品と言っても過言ではないかもしれません。

 以下、そんな途轍もなく魅力的な映画『シンデレラ』の魅力を片っ端から語っていこうと思います。


意外と知られてないオチ?

 『シンデレラ』のストーリーなんて知らない人のほうが圧倒的少数派だとみんな思うでしょう。この記事でわざわざ書くまでもないです。その点では『白雪姫』と同じです。しかし、実はこの映画『シンデレラ』のオチを少しだけ勘違いして認識している人が意外と多いんですよね。

 王子の使いが持ってきたガラスの靴とシンデレラの足がぴったり合ったことでハッピーエンドだと思ってる人がわりと多いでしょう。でも実はその前に王室の使いが持って来たガラスの靴は、シンデレラの意地悪な継母トレメイン夫人の手によって割られてしまうんですよね。「『シンデレラ』のストーリーなんて今更わざわざ見なくても知ってるよ」と思っていた人は、この展開を見て一瞬「えっ!?どうなるの?」と驚くと思います。こういう意外性がしっかり用意されているので、「ストーリーを知ってるから見なくてよいかな……」って考えてる人も一度は見ておいて損はないと思います。大まかなあらすじを知っていても、ちゃんと先が気になるような展開になっています。


実はアクションシーンが見どころ

 ラストのオチ以外にも、「先が気になるような展開」が映画『シンデレラ』では至る所で用意されています。中でも僕がこの作品を語るうえで欠かせないシーンだと思うのが「アクションシーン」なんです。「えっ?『シンデレラ』にアクションなんてあるの?」と意外に思う人も多いかもしれませんが、実は動物たちによる緊迫感のあるアクションシーンが結構多いんですよ、この映画。

 『シンデレラ』にはたくさんの動物キャラが出てきます。彼らがこの作品の緊迫感を担うアクションスターとなっているんですよね。特に、重要なのがジャックやガスなどのネズミたち、そして悪役の猫ルシファーです。このネズミたちとルシファーとの闘争劇が、作品内の最初から最後まであらゆる場面で見られるんですよね。猫とネズミの追いかけっこと言うと同時代のディズニーのライバル的存在である『トムとジェリー』を思い出しますが、『シンデレラ』におけるそのシーンは『トムとジェリー』のそれよりはリアル寄りです。体がやたら柔らかくなってグニョーンと伸びたりするようなカートゥーン的な表現は『シンデレラ』には見られないです。ちゃんとアクションシーンの差別化ができてて面白いです。リアル寄りのアクションシーンだからこそ緊迫感もしっかりあるものになってるんですよね。

 しかも、これらのアクションシーンはきちんと物語のメインの展開に繋がるシーンなんですよね。決して、「話に無関係なアクションシーンを入れてみた」という形にはなっていないです。シンデレラのドレスを作るためだったり、部屋に閉じ込められたシンデレラを助け出すためのアクションシーンになっているのです。特に、終盤で部屋に閉じ込められたシンデレラを助け出すためにジャックとガスが奮闘するアクションシーンはかなりハラハラさせて手に汗を握る展開となっています。「早くシンデレラを助け出さないと、ガラスの靴を持った大公たちが出て行ってしまう!」というタイムリミットが、ここのアクションシーンにきっちりと緊張感を与えています。

 これらのアクションシーンのお陰で映画『シンデレラ』は、すでに童話を読んでその大まかなあらすじを知っている人にとっても「先の気になる展開」を与えてくれる「面白い物語」となっている訳です。実はアクションシーンも『シンデレラ』の見どころの一つである、という点は意外と知られていない気がするのでこの記事で強く強調しておきたいと思います。


音楽

 第一期黄金期の始まりである『シンデレラ』にも、初期ディズニー作品のようなミュージカル要素ががっつり入っています。『シンデレラ』がディズニーにとって久しぶりの大ヒット作品になったという事実は、やはりディズニーとミュージカルが切っても切り離せない関係だということを再認識させてくれますね。

 さて、そんなミュージカル映画『シンデレラ』の中で登場する曲の中でも特に有名なのは、なんといっても"Bibbidi-Bobbidi-Boo"でしょう。フェアリー・ゴッドマザーが歌うこの曲は当時のアカデミー賞歌曲賞にノミネートしたぐらいの大ヒットソングとなりました。楽しげなメロディーがとても強く耳に残る名曲ですね。僕も好きな曲の一つです。

 そして、もう一つ『シンデレラ』を代表する名曲であり、この映画のテーマソングでもあるのが『夢はひそかに』(A Dream Is A Wish Your Heart Makes)でしょう。僕はこの曲が『シンデレラ』で一番好きです。それどころか、全ディズニー曲の中でもかなり上位に入るレベルで大好きです。『シンデレラ』のメインテーマを歌った曲でもあり、そのメッセージは『シンデレラ』のみならずディズニー全体の基本コンセプトに通じるものがあります。その音楽に響きもとても良いです。聞いているだけでとても「エモい」気持ちになる屈指の名曲だと思います。

 もちろん、この2曲以外にも『シンデレラ』にはたくさんの名曲があります。例えば"So This Is Love"も『シンデレラ』を代表する名曲の一つでしょう。この曲に合わせてシンデレラとプリンス・チャーミングが一緒に踊るシーンはディズニー映画史上に残る名ダンスシーンとして有名だと思います。実は、今でこそディズニーの代名詞のように思われている「王子様とお姫様がお城で一緒に踊るシーン」がディズニー映画に出て来たのは『シンデレラ』が初めてです。その前のプリンセスものである『白雪姫』ではそういうシーンは存在しないです。このダンスシーンと"So This Is Love"の曲があまりにも素晴らしくて好評だったゆえに、以後のディズニー映画のプリセンス物語では「王子様とお姫様の踊るシーン」を入れるようになったのだとも言えるかもしれません。

 ネズミたちがシンデレラのためにドレスを作ってあげるシーンで歌われる"The Work Song"も楽しげな名曲ですね。僕はこのシーンがかなり好きなので、東京ディズニーランドでシンデレラ城の中を訪れた時は必ずこのシーンの前で立ち止まりますね。他にもオープニングで流れる"Cinderella"や"Oh, Sing Sweet Nightingale"もなかなかに良い曲です。やはり素晴らしい音楽に溢れた良質なミュージカル映画であることも、『シンデレラ』が名作扱いされる要因の一つですよね。


登場キャラクター

 映画『シンデレラ』には魅力的な登場キャラクターがたくさん登場します。以下、各キャラクターの魅力について語っていきたいです。

シンデレラ

 まず何と言っても主人公のシンデレラです。時折、フェミニズム的な観点からシンデレラの受動的すぎる性格描写に対する批判がなされることがありますが、個人的にはこの映画においてシンデレラはそこまで受動的なキャラではないことがうかがえると思っています。ちゃんと自ら毅然とした態度で相手に臨むシーンも描かれています。例えば、ルシファーの意地悪な行為に対してきちんと叱りつけたり、トレメイン夫人に対して「私も舞踏会に出る資格があるはずだわ」と毅然と主張したりもします。決して、周囲の人物に流されるだけの人間としては描かれていないです。

 また、男キャラに助けられてばかりというイメージもしばしば持たれがちなシンデレラですが、ちゃんと彼女自らが活躍するシーンもあります。特に、終盤がそうです。部屋に閉じ込められたシンデレラが、ルシファーからガスを助けるために犬のブルーノを呼ぶことを提案するシーンは、シンデレラが自ら逆境を克服しようとしてもがいていることが伺えるシーンだと思います。さらには、ガラスの靴が割れた時にもシンデレラ自らの機転で事態の解決を図っています。その結果、シンデレラは見事に王子様と結ばれる訳です。決して、フェミニストたちがしばしば主張するような人物描写はシンデレラに対してはなされていません。

 フェミニズム的な観点からの批判は『シンデレラ』に限らずディズニー映画全般に対してしばしば行われることでもありますが、それらの中には個人的に的外れだと思う批判もいくつかあります。そういう批判には積極的に異を唱えたいと僕は思っています。

 ところで、これも人によっては意外に思われるかもしれませんが、シンデレラは舞踏会ではプリンス・チャーミングが王子だとは気付いてないんですよね。つまり、シンデレラは王子だと気付かずにプリンス・チャーミングに惚れた訳です。前作のイカボード先生みたいに相手の地位に目が眩んだのとは違います。この点もシンデレラの魅力に繋がっていると思います。

動物たち

 上でも述べましたが、映画『シンデレラ』の見どころであるアクションシーンを担うのがこの動物たちなんですよね。特に、ネズミのジャックとガスのコンビが僕は好きです。彼らは常にシンデレラのことを思って彼女のために行動するんですよね。そういう「イイやつ」っぷりが本当に好きです。

 という感想を書くと、「結局ヒロインのシンデレラを(動物の)男性キャラが一方的に助ける物語じゃないか」とフェミニスト的な方面からの非難が出てきそうですが、決してネズミたちだけが一方的にシンデレラを助けているわけではないんですよね。ネズミたちがシンデレラのために活躍する一方で、シンデレラもまたネズミたちを助けているシーンが物語の随所で出てきます。冒頭で、ネズミ捕りの罠にかかったガスをシンデレラが助けてあげるシーンなんかはまさにその典型例です。また、ネズミをいじめる猫のルシファーを叱りつけるシーンもあります。つまり、ネズミたちも常日頃からシンデレラに助けられ世話になっている訳です。

 だからこそ、ネズミたちもシンデレラを助けるためにドレスを作ったりするわけです。シンデレラとネズミたちそれぞれがお互いのことを思いやる優しさを持っていてお互いに助け合う関係になっているんです。だからこそ魅力的なんですよね。

王室の方々

 一方で、この点は『シンデレラ』の数少ない難点の一つなんですが、王室サイドのキャラにあまり魅力がありません。まず、最も肝心なプリンス・チャーミングですが、『白雪姫』の王子さま同様にかなり「空気」です。『白雪姫』も『シンデレラ』もプリンセス側に比べてプリンス側の人物描写が雑なのは難点だなあと思いますね。正直言って、プリンス・チャーミングのキャラがちっとも立ってないです。無個性すぎて、どんな性格の人間でどんな考えで行動してるのかとかがあまり伝わってきません。

 一方で、国王と大公はそれなりにちゃんとキャラが立っています。しかし、僕は国王のほうの性格がどうも好きになれないんですよね。ぶっちゃけこの国王はわりと横暴な暴君だなあと感じましたね。その暴君の無茶ぶりに振り回される大公が可哀想すぎます。しかもキレると問答無用で剣を振り回すんですよ、この国王。正直言って、この国王が悪役扱いでも全然おかしくないなあと思いましたよ。まあ、国王はこの物語においてはあまりメインのキャラではないので、作品全体の致命的な欠点というほどではないんですけどね。

ヴィラン

 魅力的なディズニー・ヴィランズが登場するのもこの作品の魅力です。トレメイン夫人は本作におけるメインの悪役ですが、彼女の聡明さと意地の悪さがとても際立っていて、なかなかに魅力的な悪役となっています。そう、頭良いんですよね、トレメイン夫人って。舞踏会で現れた人間がシンデレラだとすぐ気が付いて彼女を部屋に閉じ込めたり、大公の持ってたガラスの靴を割ったりと、結構色んな策略を練っています。そして、終始見せる意地の悪い性格もまさに「悪役!」って感じがして素晴らしいです。彼女の意地悪さって妙にリアリティがある意地悪さなんですよね。現実にもこういう陰湿ないじめ方をしてくる人っているよなあと思わせてくれるキャラクター描写が本当に秀逸で、理想的な悪役だと思います。

 そして、トレメイン夫人と並んでこの作品のメインの悪役を担っているのが猫のルシファーです。先述した通り、この猫が色んな場面でシンデレラたちの邪魔をすることで、動物たちとのアクションシーンが生まれ物語全体の緊迫感を強めてくれています。物語を大いに盛り上げて視聴者をハラハラさせてくれる点で、ルシファーもまさに理想的な悪役と言えるでしょう。

 もちろん、ドリゼラとアナスタシアのコンビも良いですね。悪賢いトレメイン夫人の周りに、少々間抜けでコミカルなキャラが二人くっついてるというのはディズニーの王道っぽさを感じます。こういう「コミカルな手下キャラ」の存在が僕はかなり好きです。


ディズニーらしいテーマ故の傑作

 『シンデレラ』は、「周囲から苛められつらい境遇にあっても、挫けずにいればいつか夢は叶う」ということを描いた作品です。「夢が叶う」というテーマは『ピノキオ』に通じるものがあり、「迫害されていてもいつかは成功する」という「成り上がり」的なテーマは『ダンボ』に通じるところもあります。そういう意味で、『シンデレラ』は今までのディズニー映画のテーマの集大成とも言え、「逆境に負けず夢を叶える」というテーマはディズニー自体の基本理念に通じるところもあります。だからこそ、『シンデレラ』は今でもディズニーの歴史に残る名作なんです。

 ちょっとメタな見方にはなりますが、不思議と『シンデレラ』の物語って、公開当時のディズニー・スタジオの状況にもそのまま通じるところがあるんですよね。今まで説明してきたように、『シンデレラ』公開前のディズニーは経営的に苦しくなっていて、世間からも完全に衰退期に入ったと思われていました。そんな逆境の中でもディズニー・スタジオはめげずに新しい長編アニメーションの制作を続け、その結果その新作長編アニメーションである『シンデレラ』は大ヒットし、ディズニー・スタジオは黄金期を迎えることになったのです。まさに「逆境からの成り上がり」という点で、映画『シンデレラ』のストーリーを彷彿させますね。

 そんな訳で僕はこの『シンデレラ』のメインテーマは非常にディズニーらしい素晴らしいテーマだと思います。だからこそ、僕はこの映画『シンデレラ』が今でも大好きなんですよね。ホント、ディズニー第一期黄金期を代表するにふさわしい屈指の名作だと思います。上で述べたように、それ以外にもたくさんの見どころがありますしね。皆さんもぜひ一度は見てみると良いと思います。







 という訳で『シンデレラ』の感想記事を終わりにしたいと思います。次回は『ふしぎの国のアリス』の感想記事を書くつもりです。それではまた。

*1:意外かもしれませんが、ウォルト・ディズニー氏存命の間に限って言えば、いわゆる「中世ヨーロッパの王子様とお姫様のロマンス物語」のディズニー映画は3作しか作られたことがありません。『シンデレラ』はそのような作品の2作目になります(1作目は『白雪姫』で、3作目は『眠れる森の美女』)。